スクートのLCC航空券予約

Scoot_Boeing777
By Cp9asngf (投稿者自身による作品) [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

格安航空会社LCCが就航してから、LCCを使ってお得に国内や海外旅行に行けるようになりました。航空券を節約した分、お食事やホテルを豪華にすることができたりできます。旅行好きの方も、これから旅行を楽しもうという方もうまくLCCを利用して旅行を楽しみましょう。ではさっそく、LCCの先駆け航空会社『スクート』を紹介したいと思います。

スクートはどんな会社なの?

スクートはシンガポールを本拠地とし、サービス世界一のシンガポール航空100%出資のLCCです。2012年6月にシンガポール〜シドニー、ゴールドコーストで初就航し、2012年10月から成田〜台北間の就航開始。スクートは英語で「さっと行く、走らせる」という意味。LCCは近距離路線を主力にしているのに対し、スクートは長距離路線を運航していることが特徴です。

スクートの日本からの運航区間

現在スクートの日本国内発の路線は3本あります。

成田空港→台北/桃園空港→シンガポール/チャンギ国際空港線
大阪/関西国際空港→高雄/空港→シンガポール/チャンギ国際空港
大阪/関西国際空港→バンコク/ドンムアン空港→シンガポール/チャンギ国 際空港

2016年7月21日からは下記の路線が就航
成田空港→バンコク/ドンムアン空港→シンガポール/チャンギ国際空港

2016年10月1日からは下記の路線
札幌/新千歳空港→台北/桃園空港→シンガポール/チャンギ国際空港

スクートのチケットの種類

スクートのチケット『エコノミークラス』と『スクートビズ』の2種類があります。スクートの座席はWebと電話で予約できます。チケットタイプの違いを知って希望に合うチケットを選びましょう。

エコノミークラス

eco

①「Fly」運賃のみ手荷物の持ち込みのみ
②「Fly Bag」20kgまでの手荷物を預けられる
③「Fly Bag Eat」20kgまでの手荷物に機内食をつけられる。
機内食は事前予約をしておく仕組みになっています。

スクートビズ(他社で言うプレミアム・エコノミー)

biz

① 座席はすべて革張りのフットレスト、アームレスト、テーブル付。足元は96cm、幅56cm、リクライニングは20cmまで可能。
② 機内食が含まれている、メニューの『プレミアムセレクション』から選べるが、事前予約が必要
③ エンターテイメントが無料。映画やドラマが見れるコンテンツ『scooTV』が視聴可能
④ 30kgまでの預け手荷物は無料。
⑤ 機内持込手荷物は2個(15kg)まで可能
⑥ パソコン用電源が設置されている。
⑦ 優先チェックイン&優先搭乗可能
⑧ 座席指定が可能、スクートの選ばれた乗務員が対応

スクートの特徴

運航区間数

現在は経由地込みで6区間、スクートの本拠地シンガポールに向かいます。
・東京/成田空港→台北/桃園空港→シンガポール/チャンギ国際空港線(週7便・1日1往復便)
・大阪/関西国際空港→高雄/空港→シンガポール/チャンギ国際空港(週3便火木土曜日・1日1往復便)
・大阪/関西国際空港→バンコク/ドンムアン空港→シンガポール/チャンギ国際空港(週3便水金日曜日・1日1往復便)

2016年7月21日より
・東京/成田発→バンコク/ドンムアン→シンガポール/チャンギ国際空港(週7便・1日1便予定)

2016年10月1日より
・札幌/新千歳発 台北/桃園経由 シンガポール/チャンギ国際空港(週3便・1日1便予定)

機内サービス

航空機を利用するに当たって「サービス」と呼ばれている物はLCCではオプションとして別途料金が発生します。

スクートで提案しているオプションサービス

option

① 機内食は『プレミアムセレクション』、『温かい食事』、『軽食』、『スナック&飲み物』に分かれています。いずれも、シンガポールの定番料理から、各国のアジア料理と、サンドイッチやスナック菓子が機内で食べられます。機内でも注文が出来ますが、温めに時間がかかったり、品切れなどもあるので、事前予約が必要です。日本円で平均1500円位です。
② オンラインで航空券を予約した場合、座席指定ができます。更にエコノミークラスでも座席が3つにクラス分けされています。
③ ブランケット、アイマスク、エアー枕は事前予約も可能ですし、機内で販売もしています。
④ エンターテイメントは映画やドラマが視聴可能な『scooTV』を配信。

スクートの運航価格

sale

スクートの航空券は変動型になっているため、予約する日、渡航予定日によって運賃が変動します。さらに、手荷物の預け、機内食、座席クラスのオプションによって価格が変わります。その他に購入時の電話予約手数料または、クレジットカード手数料の別途支払いが必要になります。また、不定期ですが、キャンペーンやバーゲンがあれば安く航空券を購入することが可能です。

マイル

creditcard

スクートのマイルはシンガポール航空のマイレージプログロム「クリスフライヤー」に貯めることができます。実際にマイルを貯めるにはオプションサービス「プラスパークス」に申し込む必要があり、東京/成田〜台北/桃園間では片道3,000円位の追加料金になります。

座席の広さ

zaseki

LCCの座席は前のシートに膝が当たる位狭くて有名ですが、スクートの座席はエコノミークラスでもそんなに狭さを感じないシートになっています。スクートでは全部で4段階のシートを選ぶことができます。スタンダード以外は追加料金が必要になります。

① スタンダードは通常のシート
② スーパーシートは足元のスペースはゆったりの89cm
③ ストレッチシートは88cm以上の空間を確保し、各客室の最前列に設けられていて、前に座席がないので足元は開放的です。
④ スクートビズはシートピッチ96cm、シート幅は56cm、黒革張りの座席

スクートはこんな方におすすめ

スクートは自分に必要なことと必要ない物を選んで利用できることが特徴です。そのため、価格を抑えられ、タイトなスケジュールも実現可能です。価格が変動型であることや、オプションが色々あるという部分を賢く利用して、必要最低限の物を、最高のクオリティーで提供してくれる航空会社だと考えるとよいでしょう。すぐ行きたい!と思い立った旅行を実現するのに一役買ってくれるLCCです。

スクートの気になること

座席指定

座席指定料が別途必要です。航空券の購入時に座席の予約が出来ます。スクートビズの座席指定料は無料です。

子供料金

子供料金の設定はなく、2歳児から通常の料金での搭乗になります。0〜1歳児は乳児料金での搭乗となります。行き先や渡航日で価格は変動することがありますが、成田から台北間は2,500円で、保安検査使用税と空港旅客施設使用料はかかりません。

チェックイン

チェックインは、出発の3時間前に開始し、1時間前に締め切らます。スクートビズのチケットだと、優先チェックインは可能となり、エコノミーとは別のレーンの受付でチェックインが出来ます。Webチェックインサービスは、シンガポール発の航空券では可能ですが、今のところ日本を出発する便では利用することができません。

キャンセル

フライトのキャンセル、変更による払い戻しはできません。ですが、購入から12時間以内であれば、変更手数料なしでフライト日時、個人情報を変更できます。(一部対応不可能な日時と差額分の発生もあります)。その他キャンセル自体はできませんが『ChangeYourFlight』というサイトを使って『バウチャーへの交換』をスクート公式HPで提案しています。

このChangeYourFlightは、フライトの予約をキャンセルし、バウチャー(チケット)を受け取り、未使用の航空券の払い戻しをすることができるサービスです。行き先や迫る日程などで払い戻される金額が変わることはありますが、少しでも戻ってくる方がいいと思います。日本語バージョンはないので、英語でのやり取りになります。

スクートならシンガポールにお手軽にいけちゃう!

スクートは、価格を抑えて旅行したい!でも最低限の物でも、いいクオリティーのものが欲しいという方におすすめです。価格は変動型ですが、低価格を実現しています。オプションが豊富なので、いろいろと選ぶのも楽しいでしょう。スクートという言葉の意味の通り目的地に「さっと行く」旅行を楽しみましょう。

PAGE TOP