これまで国内旅行も新幹線や車がメインだった、海外旅行に行く際にも家族と一緒だから両親についていくだけだった。という方が社会人になり初めての海外旅行を友人や恋人と飛行機を利用するというシーンがあるかと思います。飛行機を自分で予約して搭乗するのは初めてで不安が多いと思います。ましてや海外旅行であればなおさら不安が大きくなるのではないでしょうか。そんな飛行機初心者のために航空券の予約から飛行機搭乗の流れを解説します。
初めての航空券の予約
航空券を初めて予約する場合にどんなところでどのように購入すればいいか不安があるかと思います。ここで初めての方に向けた航空券の探し方、予約方法、チケットの受け取り方を紹介します。
航空券の探し方
インターネットで予約する場合には航空券は各航空会社のウェブサイトや代理店のウェブサイトから予約します。また、ツアーで旅行を予約する場合は直接店舗に訪れて予約する方法があります。
パッケージツアーと個別予約の違い
パッケージツアーの特徴
パッケージツアーホテル、送迎(場合による)がセットになったパッケージツアーはこんな特徴があります。主に海外旅行で不慣れな場合はパッケージツアーがおススメです。
メリット
航空券、ホテルを別々に予約するより安いことが多い
海外の場合は現地に係員がいる
空港に到着してからホテルに送迎サービスがある
デメリット
海外旅行のパッケージの場合お土産屋さんに強制的によることがある
航空券の時間などは選べない
航空会社も選べないことも多い
個別で航空券を予約する特徴
航空券とホテルを別々に予約する個別予約はこんな特徴があります。主に国内旅行や出張などは個別予約がおススメです。
メリット
航空会社とホテルを自由に選択できる
出発や帰りの時間を自由に選択できる
デメリット
パッケージに比べて高くなることがある
問題発生時に自ら対処する必要がある
大手航空会社とLCCの予約時の違い
航空券を予約サイトで自ら予約をする場合は国内と海外、大手航空会社とLCCで予約に必要な情報が変わります。
国内と海外の違いがあります
予約時にパスポートの情報が旅行者分必要になります。ここは必ず正確なものを記入する必要があります。万が一間違っていると飛行機に搭乗できないことがあるためご注意ください。
大手航空会社とLCCの違いがあります
大手航空会社とLCCは予約時に違いがあります。LCCは食事や預け入れの荷物にオプション料金がかかることが多いです。そのため、予約時に食事を付けるかどうか、荷物の預入を行うか、またどれくらいの荷物になるのかを把握し予約する必要があります。
飛行機搭乗当日までの準備
飛行機に乗る当日までに準備しておく必要があるものを紹介します。主に国際線の場合にチェックが必要です。国内線の場合は航空券と旅先で必要な準備さえあれば問題はないでしょう。
空港へのアクセス方法をチェックしておきましょう
例えば羽田空港であれば東京から近いですが、成田空港の場合はそれなりに距離があり電車、高速バスなど様々な移動方法があります。楽な移動方法やコスト感をチェックしておきましょう。また、高速バスの場合は当日いきなり乗り場に行くのではなく事前に予約していきましょう。
荷物を整理して用意しましょう
機内に持ち込める荷物の大きさと重さがあります。預ける荷物と手荷物はできるだけシンプルにまとめておきましょう。必要かどうかが分からないけど不安でどんどん荷物が多くなりすぎないように注意しましょう。
飛行機を快適に過ごすためのグッズを用意しましょう
飛行機の中は毛布などを借りても寒い場合がありますのでカーディガンなど羽織るものは持っていきましょう。また、ネックピローやアイマスクなども快眠のために準備したいところです。耳抜きができない場合や苦手な場合は空気圧を調整できるイヤホンなどを購入しておいてもいいでしょう。
国際線限定の準備
パスポートの準備をしましょう
アメリカへの旅行はESTAの申請をしましょう
オーストラリアへの旅行はETAを申請しましょう
海外旅行保険に入りましょう
搭乗の流れ(国内線・国際線)
初めての場合一番不安に思うのは搭乗ではないでしょうか。一度経験してしまうとなんてことないのだけど、未経験の場合は未知の状況のため不安になるかと思います。そんな不安を解消するために国内線、国際線の違いを合わせて搭乗手続きを紹介します。
空港に行き搭乗路線のターミナルを探す
大手航空会社の国内線のチェックイン終了時間は羽田空港で15分前ですが、LCCの場合はチェックイン受付の終了時間は大抵45分前と大手航空会社よりも早めの締め切りとなっていることがあるため、余裕をもって1時間半前には到着するようにしましょう。JALやANAなどの簡易チェックイン方法を利用される場合などはもう少し遅めでも問題はないでしょう。
搭乗手続きを行う
事前に購入されるEチケットでは搭乗はできません。飛行機に搭乗するにはチェックインを行い搭乗券を発行する必要があります。チェックインはそれぞれの航空会社のカウンターにて搭乗の手続きを行います。チェックインはカウンターに隣接している機械を使うこともできます。
必要なもの
パスポート(※国際線のみ必要)
航空券(Eチケット控え)
クレジットカード
大型の荷物をチェックインカウンターで預ける
飛行機に手荷物として持ち込めない量の荷物がある場合は、チェックインカウンターで預けます。その際、預けた荷物と引き換えにクレームタグ(証明書)を受け取ります。※LCCの場合は荷物を預ける場合は有料オプションとなることがあるため、事前に預ける荷物を予約しておかないと当日割高な料金がかかる場合あります。
空港探索や食事・買い物を行う
この後の手続きを行い搭乗ゲートを潜るとショップの数が減ってしまいます。初めての場合などは空港のショップを楽しみ、食事や必要なものなどを買いましょう。海外旅行の場合は両替を行ったり、変圧器などの必要なものを購入するとよいでしょう。
15分前までには保安検査場を通過する
空港で必要なものを購入されたら次は保安検査場に向かいます。ドラマなどで見たことがあるかと思いますが、金属探知機のゲートや荷物をX線でチェックする検査場です。金属類やPCなどの電子機器類は検査用のかごに入れてX線チェックをし、自身は金属探知機でチェックを受けます。また、ゲートを潜る際に手荷物にルールがあります。液体物や2個以上のライターなど制限があります。液体物は100ml以下の容器に透明の袋に入れておく必要があります。規制対象のものはゴミ箱に捨てる自宅に送る必要がありますのでご注意ください。
税関申告と出国審査を受けます(※国際線のみ)
税関では100万円以上の現金などを持ち出す場合、税関にて申請を行う必要があります。申請が必要ない場合は税関には申請をしません。
税関HPで申請条件を「チェック」
その後、出国審査カウンターで搭乗手続きを受けます。出国審査ではパスポートと搭乗券を提出し確認してもらいます。問題がない場合はパスポートにスタンプを捺印されます。
必要なもの
パスポート
搭乗券
搭乗する飛行機の搭乗口に向かう
次は自身が搭乗される飛行機の搭乗口に向かいます。大型の空港の場合はかなりの数のゲートがありますので、案内図を確認して航空券にも記載されている搭乗口にむかいましょう。搭乗口へは出発時刻の10分前に到着している必要がありますので遅刻しないようにしてください。
必要なもの
パスポート
搭乗券
機内に乗り込む
搭乗時間が近づいたら搭乗ゲートで搭乗の案内が始まります。搭乗はビジネスクラスなどのアップグレード席の方から案内が始まり、エコノミークラスは最後に案内されます。機内に乗り込んだら搭乗券に記載されている指定席に向かいます。手荷物を座席上の荷物入れに詰め込み、座席で出発を待ちます。
※国際線の場合は出入国カードを到着後のゲートで渡す必要があり、出入国カードが飛行機内で配られることがあります。カードが配られたら記入しておきましょう。
入国審査を受ける(※国際線のみ)
目的地に到着し飛行機を降りたら入国審査を受けます。入国審査のゲートを探して受付を行います。入国審査ゲートではパスポートと出入国カードを渡します。外国人の受付担当者がボックス内から質問を投げかけてくるので回答をします。最後にパスポートに現地のスタンプを捺印されて完了となります。
※海外の場合言葉の壁があり不安になるかもしれないですが、日本からの出国の場合、どうように観光目的の日本人が多数いるのでみんなについていけば問題ありません。
出発時に預けた荷物を受け取る
荷物を預けた場合はベルトコンベアーのような機械で荷物がながれてくる場所がありますので、そこで荷物を受け取ります。荷物は便ごとに流れてくるため、搭乗した飛行機の便名を確認して、該当の荷物が流れるベルトコンベアーに向かいます。
税関に向かう(※国際線の場合)
荷物を受け取ったら税関申告書に内容を記入し税関に向かいます。持ち込みに申請が必要なものがあれば書類を手渡しするだけで申請は完了します。
到着ロビーに出る
最後にようやく空港のロビーに出ます。海外旅行の場合、ここで本格的に海外に来たと実感できるでしょう。また、ツアーを利用されている場合、案内担当者が到着ロビーで待っているので、担当者をさがしましょう。ツアー会社の旗などをもって案内しているので見当たらない場合はさがしてみましょう。
飛行機を予約しよう
旅行の予約から搭乗までの流れの説明は以上です。あとは実際に旅行の計画を立ててホテルと飛行機を予約して旅を楽しむだけです。飛行機の搭乗は慣れてしまえばなんてことないので経験を積んで旅行を楽しんでください。