LCCで手軽に旅行を楽しむためのメリット・デメリットまとめ

LCCを利用された事はありますか?日本国内にLCCというものが進出して5年以上が経過しています。成田空港には専用のターミナルも開港しました。使ってみたいけどよく分からない、結局どんなところがよくてどんなところがよくないのか、そんな所を挙げてみたいと思います。

LCCのメリット

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まずはLCCのメリットを紹介します。価格が安いだけではなく利用される方の特性や利用方法によってはメリットに感じられる点などを複数上げています。

(1)レガシーキャリアと比較して価格が安い

「ローコストキャリア(格安航空会社)」というぐらいなので航空券は安いです。と言ってもピンからキリまでありますね。

参考価格として、中国のLCC春秋航空を挙げてみます。毎月7日から13日、メール会員は日本国内片道737円で購入出来ます。勿論利用期間や販売数に上限はあります。東京からという視点でいえば成田から佐賀・広島・高松へ片道737円。うまくいけば1500円かからずに往復が可能です。各LCCはメール会員向けの特別販売期間を設けています。海外でも1万円かからずに往復出来てしまう可能性もあります。

2016年4月現在では以前より燃油サーチャージ代金が安くなり、海外のあらゆる地域にLCCが網羅されています。そのため、最安値15万円程度で世界一周することも出来てしまいます。15万円という金額は大手航空会社では1つの地域を往復するだけでもかかってしまいます。その金額で世界一周出来てしまうと考えると夢が広がります。

(2)座席が豪華な場合がある

機材は中古機材の利用が多いです。しかし「安いから仕方ない」わけではなく座席は豪華な事も多々あります。例えばジェットスターは国内線でも国際線でもシートにレザーを使用しています。そして元がオーストラリアの航空会社という事で座席が想像より広いと感じるでしょう。

(3)手厚くない簡素なサービス

「搭乗前の待ち時間位ドリンクを買って来てしまうから必要ない」という場合もあるのですが、大手航空会社では国内線のちょっとした飛行時間でもドリンクサービスがあります。洋服屋さんで販売員さんにベッタリと接客を受けぐったりする。そんな方もいるかと思います。LCCはサービスを簡素化した航空会社なので、ほとんどのサービスにお金がかかりますが機内では誰にも邪魔されずに過ごしたい方には簡素なサービスは逆にありがたい場合があります。また、サービスを手厚くするにはお金がかかるという事から国際線の機内食の利用も有料になります。「短時間の利用だから要らない。現地についてから食事をしたい。フライト前に食事を済ませた」という方にはお得なメリットではないでしょうか。

(4)LCC専用バスが利用できる

各地より成田空港行きのLCC利用者向けのバスが運行されています。電車の運行時間外や価格の安さを狙いとしたバスなので成田空港からの便の場合利用を検討してみるのもいいでしょう。また、LCCを利用して到着後に国内各地に移動しやすいサービスも整理されつつあります。LCCのジェットスタージャパンと、高速バスを運営するウィラートラベルが2016年4月27日(水)に提携開始を発表

以上がLCCのメリットです。

LCCのデメリット

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もちろんメリットもあればデメリットもあります。次はデメリットを挙げてみましょう。特にオンラインでの買い物や飛行機の利用経験が少ない、LCCの利用が初めてという方は親切なサービスがない不便さをデメリットと感じるかもしれないですね。

(1)購入はインターネットのみで支払いがクレジットカード

大手航空会社の場合はインターネットでの購入は勿論、各地の旅行会社の窓口でも購入が可能です。代金の支払いも現金やクレジットカード、場合によっては電子マネーや商品券なども支払可能です。しかし「サービスの簡素化」であるLCCは航空券の購入がインターネットで自分自身で購入することが原則となっています。

そのため、「誰かに購入をお願いして現金を支払う」という事が難しいです。テレフォンセンターはあり、そこでの購入も出来はしますが有料のサービスとなります。そのためインターネットに慣れていない方・クレジットカードを持っていない方のLCCの利用は難しいでしょう。逆にインターネットでよく買い物をされるような方は慣れ親しんだ方法ではないでしょうか。

(2)購入段階でオプションを決める必要がある

チケット予約はインターネットで自身で購入する必要があり、その予約の流れの中で「有料サービスは何を付けていくか」というステップがあります。利用便を決めて航空券を購入するという流れの中でいくつかのステップを経ます。預け荷物の大きさ、座席の指定、国際線の場合は機内食など自分の好きなサービスを付ける事が出来ますが大手航空会社のサービスに慣れている方は戸惑う事も少なくありません。

(3)早めにチェックイン受付を行う必要がある

大手航空会社の国内線のチェックイン終了時間は羽田空港で15分前です。そして10分前には搭乗口に居るよう求められます。しかし、LCCの場合はチェックイン開始時刻は出発時刻の2時間前、チェックイン受付の終了時間は大抵45分前と大手航空会社よりも早めの締め切りとなっています。

始発便の利用の場合などは出発時間が6時台の便もあります。その場合空港には電車の運行時間外に到着しなければいけない為、終電などで空港へ着いた後そのまま空港内で夜を明かす方も多く居ます。また逆に電車の運行時間外に空港に着く場合もあります。その場合に向けバスの利用等帰宅方法をしっかり把握してから便を決めるべきでしょう。

(4)始発便や最終便が欠航の可能性がある

成田空港発着便の場合、23時から6時は飛行禁止時間となっています。LCCはこのギリギリの時間に離発着時間を入れている便があります。機材繰りが上手くいかなかった場合などで、遅延などが発生した場合、最終便の時間に響いてきます。

万一、到着予定時刻が飛行禁止時間にかかる事が明確になるとその便は欠航となります。欠航となった場合は折り返しとなる便にも影響が出てきます。利用便の運航状況について事前に把握しておいた方が良いかもしれません。

LCCの特性を知って利用しよう

LCCはレガシーキャリアと比較して格安で利用できるというメリットがありますが、利用されたことがない方は、レガシーキャリアとのギャップがデメリットと感じるかたもいるかもしれません。インターネットで予約することに不便を感じない、過剰なサービスはいらないから安くしてほしいという方は到着時刻や空港への移動方法などの下調べをしておけばLCCを利用することは最適な手段かと思います。LCCの特性を把握して利用すればとても楽しい飛行機時間となりますので是非ご参考ください。

 

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